PLC

PLCとは

PLC

"PLC"とは「Programmable Logic Controller」の略で、リレー回路の代替装置として開発された制御装置のことです。「シーケンサー」とも呼ばれますが、これは三菱電機の登録商標です。JIS規格では、「Programmable Controller (PC)」という名称になっています。本サイトでは、"PLC"という表記で統一してご説明致します。

工場などで機械制御に使われるほか、アミューズメントシステムの制御など幅広い分野で使用されています。極めて高い安全性と安定性が求められるため、ハードディスクや光ディスクなどは使わず、 プログラムの保存にはフラッシュメモリなどが使用されます。

PLCは、マイクロプロセッサとメモリを内部に持っており、リレー回路を元にしたラダー図(梯子状なのでそのように呼ばれる)と呼ばれる方式でプログラミングします。ラダーソフトと呼ばれる専用エディタソフトで編集します。

IEC_61131-3 標準規格によって、PLC用の5種類のプログラム言語を定義されていますが、PLCの製造メーカーごとに、エディタソフトは専用になっており、ラダー図という概念は同じですが、メーカーそれぞれに記述の仕方が若干異なります。また、エディタソフトの操作は共通ではないため、慣れ不慣れが出てきてしまうようです。

PLCメーカーは、国内外ありますが、国内のメーカーでは、三菱電機・オムロン・キーエンスの順に多いようです。その他に、横河電機・富士電機などもあります。海外から入ってくる設備には、シーメンスが多いでしょうか。

国内では、やはり三菱電機のシェアが圧倒的でしょうか(50%はいっていないようですが)。自動車業界のトヨタに相当するようなイメージでしょうか。私個人的には、キーエンスのラダーソフトは非常に使いやすいので好んで使用しています。

PLC