PLC

このサイトの目的

PLCのプログラムは、どのように記述するのが正解なのでしょうか。1つの動作を記述するにしても、複数の書き方があります。また、動いてしまえば、どちらも正解です。

PLCプログラマーの方(特に初級・中級レベルの方)は、どのように組むのが一番いいものなのかと、悩みながらプログラムしている方も少なくないのではないでしょうか。ただ、世の中に、PLCのプログラムの手順について、これはという書籍は残念ながら出回っていないのが現状です。

本サイトでは、私の今までの経験から、少しでも皆様のプログラムライフの手助けになればと思い、PLCのプログミングの基礎について解説していきたいと思います。

それでは、PLCのプログラムで正しい組み方とは何でしょうか?人それぞれの意見があると思いますが、私がプログラムする中で、一番ポイントにすることは、いかにデバッグのしやすいプログラムになっているかということです。

「誰が見てもわかるようなプログラムを書きなさい」と言われた方もいるかも知れません。それって何なんでしょうか。きれいに書くって何なんでしょうか。同じ動作をするプログラムでも、書き方は千差万別です。動いて、バグがなければ、どちらも正解です。

ただ整理されたプログラムと、そうではないプログラムには、やはり大きな違いがあります。追加仕様が入ったり、バグが発生したりしたときに、プログラムの組み方ひとつで、その後の追加・修正にかかる工数が歴然と変わるのです。

私自身、慣れない頃は、いろいろと失敗も繰り返してきました。自分で組んだプログラムなのにもかかわらず、追加が入ったときに、どこを修正していいかよくわからない。また、修正すると、いたるところで副作用のバグが出てくる。しかも、追加や修正の入るタイミングは、少し時間が空いてからが多いため、自分で組んだのにもかかわず、忘れてしまっていたりします。

試行錯誤していくうちに、ある程度自分の中で、デバッグのしやすい組み方というのが固まってきました。

私は、以下の点をポイントにプログラミングしています。
◆ シーケンス部分と実動作回路を切り分けて記述する!!
◆ シーケンス部分の入り口と出口を押さえる!!
この二つのポイントを押さえるだけで、すっきりとした構成のデバッグのしやすい構造のプログラミングになります。

上記のポイントを説明する前に、先ずは基本回路から説明を始めたいと思います。基本回路は十分理解できているという方は、左のメニューから、自分の適したところを御覧ください。

また、コンテンツは出来上がり次第アップしていきますが、少しずつの作業になってしまうことと思います。ご了承ください。(代表取締役 野口 雅徳 2009年2月)

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